国際的にも知名度が高まってきたブランドであるリョウタムラカミは、2017-18年秋冬コレクションで、ノスタルジックな家族写真から着想した作品を発表し、話題の渦を巻き起こしました。
ここでは、幼い頃の思い出につながるような懐かしい雰囲気の素材感やカラーリングが多用されています。そういった気配の濃厚な子供服のパターンメイクを大端に取り入れたコートは、名状しがたいアンバランスな世界を作り出しました。
デザイナーの村上亮太は、子供服のパターンを大きくしたことによって、それを大人用に適用した場合は胴が長くなる点があると述べたのです。
言うまでもないことですが、子供の体型は胴部分が長くて、その点でも大人とはバランスが大きく異なっています。今後のリョウタムラカミの進展が注目です。